前回は「気」について書きましたので、今回は気功について詳しく書いてみます。
気功とは、この宇宙に満ちている、生命の素となる「気」というエネルギーを利用する技術です。
気功にはいくつかの種類があります。
まず大きく分けると、硬気功と軟気功に分かれます。
硬気功は別名、武術気功で、自分の体を鍛えたり、相手と対戦したりする時に使う気功です。
少林寺拳法などが有名ですが、日本では合気道がこの流れを汲むものです。
一方、軟気功は医療気功のことで、病気治療や人々の健康維持を目的としています。
軟気功はその使い方によって、内気功と外気功に分かれます。
内気功は、自分自身の健康のために内気(自分の体の中にある気)を巡らすものです。
そのやり方によって、体を動かす動功、静かに瞑想する靜功、マッサージのような按功に分かれます。
外気功は外気(自分の体から外へ出た気)によって相手に作用させるものです。
この外気によって、相手の病気治療や健康増進に役立てようとするものです。
気功師と呼ばれる人は、この外気治療の専門家のことです。
この外気功にも種類があり、部分外気功、全身外気功、遠隔気功等に分かれます。
東京四ツ谷の気功サロンで実施している「気功師養成講座」はこの外気功の講座です。
外気功は超能力ではありません。
あるコツと練習によって誰でも習得できる技なのです。
気功とは何かを話す前に、まず気について考えてみましょう。
気とはいったい何でしょうか。
実はそれには色々解釈がありまして、人によって言うことが違うわけです。
例えば、気が見える、と言う人がいます。
たぶんそれは「オーラ」のことを言っているのでしょう。
それなりの能力を持った人ならば「オーラ」を見ることはできるのですから。
私の解釈はちょっと違って、この宇宙に存在するあらゆる生命を育む根本のエネルギーだと思っています。
純粋なエネルギーは見ることができません。
私たちは、電気や電波の作用によって映し出された映像を見ることはできますが、電気や電波そのものを見ることはできないのです。
さて、私たちの住む地球は生命体で満ち溢れています。
太陽から1億5000万キロ離れていて、生命が宿るのにちょうど良い気温、そして大気と水があるからです。
それでは、この地球以外には生命のある星はないのでしょうか?
私は、この果てしもなく広い宇宙ですから、地球と同じような環境の星はいくつかあり、そこには生命が育まれていると思っています。
いわゆる地球外生命体ですね。でも、そのような星はそんなに多くは存在していないとも思っています。
この地球では、約38億年前に最初の生命が誕生したことになっていますが、
そのためにはとても貴重な環境があり、それを生み出す莫大なエネルギーが働いていたと考えられます。
つまり生命を生み、育むエネルギーを私は「気」と呼んでいるわけです。
気功とは、そのエネルギーである気を、自在に操り、コントロールする技法のことを言います。
次回は気功について、もっと詳しく解説しますね。
今、終活ブームなどと言われています。
いかに死ぬか、死を前にして何を準備するか、というような事が話題となっています。
この現象はなるべくしてなったものです。
というのは、大きな人口の塊である団塊の世代と言われる人たちが、60歳代後半から70歳にさしかかっているからです。
彼らにとって、死はまさに身近な問題なわけです。
さて、前回にもお話ししましたが、ただ長生きすればいいというものではありません。
ずっと寝たきりだったり、ひどい痴呆の状態では、まわりに迷惑がかかるのは目に見えています。
できることなら、死ぬまで健康で、元気に自立して生きていたい、と思うのは人情でしょう。
これを健康寿命というのですが、健康寿命がその人の寿命と一致すれば、ピンピンコロリということになるわけです。
ピンピンコロリとは、死ぬ間際までピンピンと元気でいて、死ぬ時はコロリと一気に死ぬ。
まあこれが世間で言う、理想の死に方ということになるのですが、私は少し違う考えを持っています。
いくらピンピンコロリがいいと言っても、脳溢血や交通事故などでは、あまりに突然すぎて周りがビックリしてしまいます。
やはり死ぬための準備はいりますし、家族や親せき、友人などと最期のお別れをしたいと思うのも人情です。
だからその期間、2週間~3週間くらいは、まわりの方に面倒を見ていただき、
あとは静かに眠るようにあの世へ旅立つ、というのが理想なのではないでしょうか。
平均寿命とは、よくマスコミでも発表されますから、皆様よく聞く言葉だと思います。
これは0歳の人があと何年生きられるか、という指標で、現在では男性約80歳、女性約87歳です。
この数字は世界的に見てもトップクラスで、日本は世界有数の長寿国と言えるでしょう。
ただ、平均寿命が長ければいい、ということではありません。
痴呆になったり寝たきりになったりの状態では、誰も長生きしたいとは思わないでしょう。
つまり、元気で自立して生活できる期間のことを健康寿命と言い、これが長いのが理想なわけです。
健康寿命は、世界保健機関(WHO)が打ち出した概念です。
平均寿命と健康寿命との差が介護を必要とされる期間になるわけですが、
日本では、この期間が男性で約10年、女性で約12年もあるというのは驚きです。
気功は、病気にならないための方策であり、健康を維持する養生法です。
だから、食事や運動、睡眠とともに、健康寿命を伸ばすための手っ取り早い方法と言えるでしょう。
さて、平均余命とはなんでしょうか?
これは、ある年齢を基準として、その人があと何年生きられるかを示すものです。
ここいらへんはちょっと複雑で、皆様誤解されている場合が多いようですが、
平均寿命からその人の年齢を引いた数字が、平均余命(あと何年生きられるか?)ではないのです。
例えば、現在60歳の男性があと何年生きられるか、を計算した場合、
男性の平均寿命が80歳ですから、80-60=20で、あと20年生きられる、ということではありません。
厚生労働省の発表した平成26年度の平均余命を見てみると、
60歳の男性では、あと23.36年生きられることになっています。ちょっと長くなるのですね。
これは平均寿命が、乳児や若くして亡くなった人も含めた数字だからです。
5月29日の日曜日、東京は九段下のホテル・グランドパレスで気功サロン主催の
第7回 外気功施術師の認定証授与式と記念パーティーが開かれました。
今回は26名の参加がありました。
受賞したのは、高野志郎さん、高野一枝さん、谷神文子さんの3名でした。高野さんはご夫婦です。
今日までの7回、全22名が今まで受賞されていますが、ご夫婦の受賞は今回が初めてでした。
その意味では、大変記念すべき式典になったと思います。
また今回もイベントとして、マスターコースメンバーのモンゴルの歌手のオドバルさんのモンゴル民謡、
そして、箏を演奏する妹さんとのユニット「花てまり」のフルート奏者の安久さんのフルート演奏などがあり、
大変盛大なパーティーとなりました。
この式典は年1回行われていますが、来年は今のところ該当者がおりませんので、お休みの予定です。
再来年はまた何名かの受賞者が出ると思います。
再来年の式典までお預けですが、その時は今まで以上の多くの参加を期待しています。
気功サロンから人気の講座のご案内や健康情報やお役立ちコラムをご紹介しております
新宿区四谷にあるサロンでは、お知らせページにて講座のご案内や日頃の健康維持や疾病予防に役立つ情報をご紹介しております。
気功師によるコラムも掲載しておりますのでぜひご覧ください。コラムから伝わってくる人柄や考え方などに触れていただければ、当サロンや施術についてご納得いただけ、ご安心いただけるはずです。
気功というと不思議なイメージを持たれたり、特別な世界の話と思われたりする方が少なくありません。ですが、気というのは全ての方に流れる生命エネルギーの1つです。オーバーワークや情報の氾濫、人間関係の難しさなどストレスに囲まれた現代社会において乱れやすい気の流れを整えることで、お体が本来持つ自然治癒力を回復させ、日々の健康維持や疾病予防にお役立ていただけます。
カテゴリー
アーカイブ