皆様、病院に誰かの見舞いなどに行った時、なんだか体が重く感じられたり、具合が悪くなった事はありませんか?
これを気功の世界では、邪気を受けたという言い方をします。
邪気とは、人に悪い影響を与えるもので、病の気はその代表的なものです。だから病気と言うのです。
病院は病気の人が集まる所ですから、それだけ邪気が多いと考えられます。
特に気に敏感な人は邪気を受けやすいので注意しなければなりません。
さて、邪気から身を守る方法があります。
昔から一般的に行われているのは、結界を張るやり方です。
結界とは、邪気をこちら側に入り込ませないようバリアーをはることです。
盛り塩をしたり、パワーストーンを持ったり、肛門をしめて特定の儀式を行なったりします。
これは、ある人から聞いたカウンセラーの例です。
カウンセラーという仕事は、相手の愚痴や悩みを聞くわけで、とても邪気を受けやすいと言われています。
あるカウンセラーは、邪気を防ぐために、鏡のついたペンダントを身につけているそうです。
その鏡で、相手の邪気をはね返すのだそうです。効果のほどは分かりませんが・・・。
邪気を防ぐために、このような結界を張るというやり方が多いのですが、これには大きな欠点があります。
それは相手の邪気を常に意識しなければならず、とても疲れるのです。
さてここで、疲れないで邪気から身を守る最良の方法をご紹介しますね。
気功サロンの基礎講座では、小周天気功法という内気功を教えています。
これは体の真ん中、正中線上にある経穴(ツボ)を開くのを目的とした気功法です。
経穴とは気の出入り口のことです。
ここを開くということは、外の気と体の中の気が自由に交流している状態をつくることなのです。
邪気は外にある悪い気です。経穴が開いていると、この邪気が何の抵抗もなく体の中に入ってきます。
でも、入ってきてもいいのです。開いているツボから抜ければいいんでしょ。
結界を張るというのは、邪気をシャットアウトするやり方です。
でもこのやり方は疲れるのです。ここで発想を転換しましょう。
シャットアウトするのではなく受け入れるのです。
すべてのツボが開いていれば、悪い気が入っても、すぐに抜けてしまうのですから。
東京いや日本には「気功教室」がいくつもあります。
東京の四ツ谷にある気功サロンもその一つです。
気功の教室は大きく分けて三つあります。
合気道などの武術気功を教える所。太極拳などの内気功を教える所。
そして人に対して気を発する外気功、気功師を養成する教室です。
気功サロンはこの外気功の教室に該当します。
さて、実は最も怪しげで胡散臭い教室が多いのが外気功の教室なのです。
インターネットなどを検索すると分かりますが、「伝授」を売り物にしている所があります。
もう十年以上前ですが、私はこの伝授をやる教室の見学会に参加したことがあります。
そこでその教室を主宰する先生が、生徒一人一人に対して伝授するというのです。
その様子はーーー先生が生徒を座らせて、前からシュシュシュと手刀をふり、
次に後ろを向かせてまたシュシュシュとやる。
合計で約15秒くらい。これが伝授だと言うのです。先生のある一部の気功の能力を授けるのだそうです。
う~ん、いかにも胡散臭いですよね。なぜなら私は、能力は伝授できないことを知っているからです。
伝授というのは、独自のやり方、ノウハウを伝える時に使う言葉で、その人の才能をそのまま伝えることはできません。
そんな事ができたら、世の中メチャクチャになってしまいますよね。
世界的な天才ピアニストが、ある人にそのピアノの才能を伝授できたとしたらどうなるでしょうか。
しかもこの教室は、参加費が1回5万円と高額なのです。
15秒で才能が買えたらすごいですよね。
世の中そんな甘いものではありません。
日々コツコツと地道な努力を継続できるような教室、しかも手ごろな値段の教室を選んで下さい。
けっして甘い言葉で騙されないように・・・。
歳を取るというのは、肉体的に見たらイヤな事が多いですよね。
足腰が弱くなり、昔のようには走れない。目も悪くなるし、耳も遠くなる。
歯も抜け落ちてくるし、ガンなどの病気にもかかりやすくなる。
まあ、数え上げたらキリがないくらいありますが、唾液の分泌の減少もその一つなのです。
唾液は若さの象徴です。
赤ちゃんを見て下さい。口の中が常に唾液(よだれ)であふれています。
でも歳を取ると唾液がだんだん出なくなり、お茶を飲み飲み食事するようになるのです。
赤龍攪海法という唾液分泌を促す気功法があります。
口の中で舌を右や左、上や下、右回り左回りと動かすのです。
そうするとやがて口の中が唾液でいっぱいになります。
その唾液をゴクリと飲み込むと同時に鼻から生命エネルギーの気を吸い、丹田に送りこんでいくのです。
唾液は医学的に様々な良い点があることが証明されていますので見ていきましょう。
(唾液の効用)
1.食べ物をスムーズに喉の奥へ流し込む。
2.消化作用があるーーー主にデンプン質を消化し、胃の負担を和らげます。
3.解毒作用があるーーー犬を見れば分かりますね。傷口をペロペロなめて治してしまいます。
だから歯周病予防や口臭予防に効果があるのです。
4.歯の再石灰化を助けるーーー虫歯予防になります。
5.活性酸素を消去するホルモン(パロチン)を分泌するーーーパロチンは若返りホルモンと呼ばれ、
唾液に多く存在しているのです。
近年、医科と歯科を統合しようとする動きがあります。
それだけ歯は他の体の部分と強い関連があることが分かってきたからです。
歯はあなどれません。とても大事な臓器と言っても過言ではありません。
さて、叩歯法という歯を丈夫にする気功法があります。
それは、歯を音をたてて36回カチカチと噛み鳴らす、という簡単なものです。
でも、噛むということは、体にとってとても重要なのです。
その理由を医学的に説明しますね。
(噛む効用)
1.あごや歯を丈夫にするーーー柔らかい物ばかり食べているとあごが発達せず、八重歯になってしまいます。
2.セロトニンを増やすーーーセロトニンは精神を安定させたり、幸福感を高める神経伝達物質です。
うつ病で自殺した人の脳を調べたら、セロトニンが減っていたことが分かりました。
セロトニンはリズミカルな運動をすると増えるのですが、噛むこともリズミカルな運動なのです。
だからガムを噛むというのも、いいのかも知れません。
3.視力を良くする。
4.痴呆予防になる---3と4は同じ理由によります。噛むことで脳への血流が増えるからです。
5.ダイエット効果があるーーー脳の視床下部には、食欲をコントロールする中枢があります。
何によってコントロールしているかと言うと、それは血糖値なのです。
よく噛むことで、食事時間が長くなり、血糖値の上昇まで時間がかかるのです。
それにより、たくさん食べなくても満腹感が得られるというわけです。
皆様経験していることと思いますが、視力というのは日によってだいぶ違うものです。
例えば前日、寝不足だったとか、徹夜マージャンしたりしたら、目がかすんで良く見えません。
つまり視力はちょっとした事で悪くなる。ということは、逆にちょっとした事で良くなるのです。
今回、視力を良くするためのちょっとした方法をお伝えしますね。
まず、写真や絵で骸骨を見たことがあると思いますが、目はその周りにある丸い骨の中にありますね。
この丸い骨の淵に沿って、目に良いツボがたくさん並んでいるのです。
太陽や四白、攅竹、晴明などのツボです。
はじめに両目の太陽ツボ(目じりの外側1センチ位のところ、こめかみの部分)に両手の親指の腹を当てます。
太陽を親指の腹で押しながら、人差し指の親指側で目の上側の骨(眉毛に沿って)を9回こすります。
次に、目の下側の骨に沿って9回こすります。目に良いツボを刺激するわけです。
最後に、両手のひらをこすり、温めて、手のひらの真ん中の労宮というツボを両目から1センチ位離して当てます。
1分ほどやっていると、だんだん目が温かくなってきます。血行が良くなるのですね。
目を温めると視力が良くなるのは科学的な実験で明らかになっています。
これで間違いなく、一時的に視力は回復します。
運転免許の更新時の視力検査の前などに、私はやっていますよ。
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気功師によるコラムも掲載しておりますのでぜひご覧ください。コラムから伝わってくる人柄や考え方などに触れていただければ、当サロンや施術についてご納得いただけ、ご安心いただけるはずです。
気功というと不思議なイメージを持たれたり、特別な世界の話と思われたりする方が少なくありません。ですが、気というのは全ての方に流れる生命エネルギーの1つです。オーバーワークや情報の氾濫、人間関係の難しさなどストレスに囲まれた現代社会において乱れやすい気の流れを整えることで、お体が本来持つ自然治癒力を回復させ、日々の健康維持や疾病予防にお役立ていただけます。
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