以前にもこのコーナーでお伝えしましたが、気は純粋なエネルギーなので見ることはできません。

見たり触ったりすることができないものを扱うにはどうするか？

ここで登場するのがイメージなのです。

 

気を体に取り入れたり、巡らせたり、外に出したり、

つまり気というエネルギーを自在に扱うことを気のコントロールと言います。

気をコントロールするには、調体、調息、調心の三つを使うのですが、

この調心がイメージを使うことと同義なのです。

 

気功を勉強している人に私がいつも言っているのは、

イメージというのは、それ自体が力を持っているということなのです。

それを良く知っているのはスポーツ選手です。

イメージトレーニングという言葉があるように、イメージの中でトレーニングする。

なぜそんな事をするのか？　それは彼らがイメージの力を知っているからです。

 

皆様はサイモントン療法をご存知でしょうか？

アメリカのテキサス州にある癌カウンセリングセンターの医師ですが、

癌を撲滅するためにイメージを使うというのです。イメージ療法と言います。

このイメージ療法で咽喉癌の男性患者が回復したという例があります。

 

イメージは気功の世界だけでなく、人生上の色々な場面で使うことができます。

この力を知っているだけでも、人生にプラスに働くでしょう。