入静とは、外気功を受ける時や瞑想をする時に大変重要な心の状態です。

意識を一点に集中させることで、雑念を取り払い、静寂な心の状態にするのです。

座禅や瞑想が上手にできるコツはここにあるのですが、入静状態になるのはとても難しいのです。

ここでは、入静状態になる方法をシリーズで述べていきたいと思います。

１回目で皆さまにお伝えする方法は「数息法」です。

これは呼んで字のごとく、息に合わせて数を数えるやり方です。

座禅の世界では「数息観」とも言いますが、大変ポピュラーな方法です。

雑念というのは何の脈絡もなく、次から次へと浮かぶものですが、

数を数えるという一点に意識を集中させることで、雑念を取り払おうと言うわけです。

やり方は息を吐きながら「イチ」と心の中で数え、また息を吸って、吐きながら「ニ」と数えていきます。

十まで行ったら、九、八と戻る方法もありますが、ずっと数えていっても良いのです。

数を数えるという簡単な方法で、意識を集中させるのです。