リウマチと痛風はともに関節に痛みが出る疾患ですが、

その原因や内容には大きな違いがあります。

 

リウマチは主に手や指の関節の痛みと腫れを主症状とする、

原因不明の自己免疫疾患の一つです。

30～50歳代の女性に多く、男性の約5倍の患者がいます。

 

一方痛風は、尿酸結晶が関節内に沈着して炎症を起こす病気で高尿酸血症が原因です。

男女比は99：1と圧倒的に男性が多く、最初は足の親指の付け根に激痛が走ります。

風が吹いても痛いということから、この病名がつけられたと言います。

足の親指が熱をもって赤く腫れているので、容易に診断がつきます。

 

リウマチの予防としては、

①胃腸を冷やさない、②腸内細菌のバランスをとる、③ビタミンＡをよく採るなどです。

痛風の予防としては、

①レバー類や白子、エビ、かに、ビールなどのプリン体を多く含む食品を控え、

②柑橘類やレモン、梅干し、海藻類などの尿酸排出効果の高い食品を多く採るなどです。

 

外気功施術としては、

リウマチは患部を温めなければならないので、拉気法で関節全体を温めます。

痛風は患部が熱を持っているので、点穴法で邪気を流すようにします。