気功の観点から、よく気血ということが言われますが、

気と血は全身をめぐり、エネルギーを全身に供給する役目を果たしているのです。

さて、今まで気については色々述べてきたので、今回は血について書いてみます。

成人の場合の血液量は約4～6リットルくらいで、体重の13分の1程度です。

怪我などで、一気に出血した場合、この3分の1が出血すると命にかかわるようです。

血液は血球と血漿に分かれますが、血球には赤血球、白血球、血小板があります。

赤血球は酸素や栄養分を各細胞に運ぶという大事な役目を持っています。

血液1ｍｍ立法あたり、400～500万個もあります。

白血球は体に入り込んだ細菌などを排除する役目をしています。

体内の警察官といったところでしょうか。

血小板は血管壁にある内皮細胞に傷がついた時、

その場所に集合して傷口をふさぐという役目を持っています。