私たちの体は、近年の科学の進歩によって、分かってくればくるほど、

その不思議、驚異に驚かされることが多いのです。

そんな人体について、思いつくままシリーズで書いてみたいと思います。

第1回は、私たちの体の隅々まで行きわたっている血管についてです。

まずは全身の血管の長さです。

血管は心臓から血液が送り出される順番に大動脈、細動脈、最小動脈から毛細血管へ、

ここで各細胞とガス交換して、再び毛細血管から各動脈が静脈へ変わり、心臓に戻ります。

さて、この全身の血管は、その長さをつなぐとどのくらいになるでしょうか？

答えは、なんと１０万キロにもなるというのです。

人体は６０兆の細胞でできていて、各細胞まで毛細血管が網の目のように張り巡らされているとはいえ、

１０万キロですよ。一人の人間の血管の長さが地球を二回り半するとは、信じられますか？

これも人体の驚異の一つだと言えるでしょう。