私たちの生きている時間の約３分の１近くは睡眠時間です。

こんなに多くの睡眠時間が必要なのは、何か意味があるのでしょうか。

睡眠は脳や体を休ませる効果がありますが、それと同じく重要な役目として、

体の活動を調整する生理物質の酵素や各種ホルモンが、

この睡眠時間中に多く産生されることが分かっています。

だから眠りが浅いと、体調が悪くなるのですね。

さて、睡眠の中味を見ますと、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。

レム睡眠は、眠っていても、眼球が急速に動いている状態です。

この時、夢を見ていると言われています。

ノンレム睡眠は、眼球がまったく動かない状態の睡眠です。

この時、脳は休息に向かっていると考えられます。

通常の眠りでは、このレム睡眠とノンレム睡眠を１単位として約１時間半ほどかかり、

この睡眠単位を一晩のうちに４、５回繰り返しています。