私たちの内臓の中で一番大きいのが肝臓です。

約1.2キロから1.5キロくらいあります。

また、心臓を除いて、内臓の中で一番血液の流れがあるのも肝臓なのです。

代謝や解毒という重要な役目を担っているので、血流が多いのも当然かもしれません。

さて、肝臓の位置は上腹部にあり、まん中あたりから体の右部分を占めています。

実は、この肝臓の大きさと位置により、少し影響を受けている臓器があるのです。

それは腎臓です。

腎臓は背中の方で、腰の少し上にあり、ソラマメ型をした二つの臓器ですが、

左右の腎臓は同じ位置ではなく、左右で少し高さが違うのです。

実は右の腎臓は左のそれより1.5センチほど下の位置にあるのです。

これは大きな肝臓が体の右部分を占めているため、

その影響で右の腎臓が少し押し下げられてしまった結果なのです。