統計の危うさ・・・「喫煙はアルツハイマー病を予防する」
2017/06/05
統計というのは、そのものは客観的な数字ですが、
その数字をどう解釈するかという点で、とんでもない主観が入ることがあります。
だから一つの統計でも注意してみなければいけない、---その例を一つ紹介します。
以前、「タバコはアルツハイマー病を予防する」という主張がありました。
その根拠は、全国の喫煙率と比較して、アルツハイマー病の人の喫煙率が低いという統計でした。
アルツハイマー病にかかった人でタバコを吸う人は少ないーーーだからタバコはこの病に有効なのだと。
この統計だけ見ると、そんな気がしないでもありませんが、ここにはカラクリがあるのです。
実はアルツハイマーという病は、年齢とともに等比級数的に増えるのです。
若年性アルツハイマーという特殊な例はありますが、
一般的には、50代、60代、70代、80代、90代と年齢が増えるに従い、
曲線を描いて患者数が増大する病気なのです。
タバコが健康に良くないというのは常識です。
肺ガンだけでなく、さまざまなガンや高血圧などの原因になります。
だから一般的に言って、スモーカーはノンスモーカーと比べて長生きしないわけです。
つまり、スモーカーは長生きしてアルツハイマー病にかかる前に、他の病気で死んでしまう。
よって、アルツハイマー病の人に喫煙者が少ない、ということになるわけです。
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