気は見えるか(続)?---量子論からの考察
2017/10/30
前回、気をエネルギーと規定すると、気を見ることはできないと言いました。
それを量子論から考察してみたいと思います。
量子論とは原子とか素粒子といったミクロの世界を探求する物理学で、
量子論を深く探れば探るほど、ミクロの世界の奇妙なふるまいに驚かされるのです。
昔、理科(物理)の授業で、原子は原子核を中心として、そのまわりを電子がまわっていると説明されました。
その電子のふるまいが実に奇妙なのです。
二重スリットの実験と言って、電子銃から1個の電子を二重スリット(二つの穴)に向けて放つと、
穴の向こうの壁に、放たれた電子の痕跡が干渉縞として残るのです。
1個の電子を1個の粒(粒子)と考えると、このような干渉縞はできません。
干渉縞は二つの波が重なり合った時にできる模様なのです。
つまりこの場合、1個の電子が同時に二つの穴を通り抜けたと考えるしかないのです。
粒子ではこのような芸当はできません。電子は波と考える他ないのです。
電子は粒でもありまた波でもあります。粒子性と波動性の2面を持った存在なのです。
粒子性を物質、波動性をエネルギーと考えて差し支えありません。
そして観測問題と言いまして、波の状態の電子を私たちは見ることができないのです。
見よう(観測)とすると粒子になってしまうのです。
だからこの量子論の結論から、エネルギーは見ることができないと言えるのです。
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