心理療法の一つに自律訓練法というのがあります。

これはイメージの力を用いて、自己をコントロールするやり方で、

ストレス緩和や心身症、さまざまな神経症を治す方法として注目を集めています。

深呼吸をしたり、イメージで体の各部を順番にリラックスさせたり、

また体全体が温かい太陽の熱で温められたりするイメージングをするのです。

すると実際に体が温かく感じられるのです。

このようなイメージを用いた瞑想は、気功の世界でも内気功の靜功として行われています。

両手の間に気のボールをイメージで作っていく瞑想は、気功上達の初歩ですが大変有効です。

また、自分の病気を治す方法としてもイメージを使った瞑想があります。

例えば膝関節症は膝の軟骨がすり減ってしまうのが原因なので、膝を温めなければなりません。

温めることで血流が良くなり、自己治癒力が増してくるからです。

この場合の瞑想のやり方は、火（熱源）が足裏から入ってきて、膝部分を温めていると想像するのです。

うまくいけば、数分で膝が温かく感じられてくるでしょう。