人の体質はそれぞれで、高血圧になりやすい人、糖尿病になりやすい人、がんになりやすい人などがいます。

これらは遺伝が原因で、その病気になりやすい体質を生まれもっているわけです。

しかし、血友病やハンチントン舞踏病など、病気そのものが遺伝する場合は別として、

多くの病気は、なりやすい体質を持っているとしても、生活習慣でほとんど防げるのです。

しかも現代は、血液検査やレントゲン、血圧計等の検査機器や検査制度が発達しているため、

将来なる病気をある程度予測できるのです。

そして、その病気にならないための生活習慣も教えてくれるのです。

例えば血液検査の結果、がんや糖尿病、脳卒中、心筋梗塞のリスクがあると分かった時、

タバコや大酒、運動不足、カロリー過多などを指摘されても、

結局それを実行できるかどうかは本人の意志によっているのです。

タバコは悪いと分かっていてもやめられない。運動不足と分かっていても、階段を利用したり、歩くこともない。

肥満を指摘されても、脂っこい食事をやめようともしないなどです。

だから健康は、本人の自覚と意志の力で決定してしまうのです。