東洋医学では、陰と陽のバランスが崩れると病気になると言われています。

私たちの体質は皆違います。ここにも陰と陽があるのです。

陰体質はいわゆる虚弱体質で、顔は青白く、背はまるまり、元気がありません。

反対に陽体質の人は赤ら顔、声が大きい、高血圧などの特徴があります。

このように陰陽それぞれ特徴がありますが、その一方が過ぎてバランスが崩れると色々問題が出てくるのです。

つまりほどほどの状態がいいのですが、これは健康問題に限ったことではありません。

自然現象など世の中すべてに当てはまるのではないでしょうか。

例えば雨ーーー多すぎると先日のように集中豪雨となって甚大な被害をもたらします。

かといって雨が全然降らないのでは水不足となり、農業やさまざまな産業、私たちの生活に悪影響が出ます。

風もそうです。竜巻のような突風が吹けば家屋を破壊したりしますが、

全然吹かないと、ヨットや風力発電などは困ってしまいます。

気温も同じです。暑すぎても寒すぎても私たちの健康その他に大きな影響が出るでしょう。

何事もちょうどいいのがちょうどいい。つまりバランスが大事なのですね。