私は将来の医療の代表的なものが統合医療だと思っています。

統合医療とは、西洋医療をその根幹に置きますが、

西洋医療だけでは不十分な所を別の医療で補完しようとする考えの医療です。

その別の医療のことを代替医療と言います。

漢方や鍼灸、マッサージ、カイロプラクティック、ホメオパシー、気功、ヨーガの他、

アロマやハーブ、音楽療法、アニマルセラピーなどがあります。

 

これら代替医療の中では、どれが良くて、どれが効果がないということではなくて、

病状やその方の性格や感性等で最も有効な医療が決まるわけです。

さて、現在の日本は今後ますます高齢化が進みますが、

それに従って確実に増えていくであろう病気があります。

それは認知症です。

認知症に関しては、現在の西洋医療では特効薬がありません。

そこで私は、認知症には代替医療の方が有効だと考えています。

特にこの病については音楽療法とアニマルセラピーが効果的です。

 

現在色々な自治体で実験していますが、

様々なリズムで太鼓をたたくとか、青春の頃に歌った歌を音楽療法士のピアノに合わせて歌うとか、

また動物（ペットなど）と触れ合うことが認知症の予防及び改善に効果があるという結果が出ているのです。