バランスが大切なのは、生き方とか人生観という哲学にも当てはまると私は考えています。

イソップ物語にアリとキリギリスの話があります。

アリは倹約家で質素。ムダな出費をせず将来のためにコツコツと貯蓄する生き方です。

一方キリギリスは楽天家で、将来のことは考えず、とにかく今の楽しみのために散財するタイプです。

陰陽を当てはめるなら、前者（アリ）が陰の生き方、後者（キリギリス）が陽の生き方になるでしょう。

イソップはどうもアリの生き方を勧めているように思うのですが、

それでもその傾向が強すぎるのは色々問題が出てくるように思うのです。

人生は「いま・ここ」の自分がとても大切です。

将来のことを考えるのは必要ですが、いまを楽しむのも大切ではないでしょうか。

キリギリスのように、いまを楽しむだけで将来のことは何も考えないのは問題ですが、

将来のために今を犠牲にするという考えもいかがなものでしょうか。

アリもキリギリスも極端なのです。

人生観においても、そのバランスが大切だと私は思っています。