最近の新型コロナウィルス騒動で、世界中の人々の意識が一つの方向に流れています。

それは行動の自粛という方向です。この方向はますます強まっていくでしょう。

それを人々は無意識のうちに感じているので、トイレットペーパーやティッシュペーパーが売り切れたり、

缶詰やお米、カップ麺、生理用品までよく売れているのです。

それはいつか戒厳令のような外出禁止令が出るのではないかーーーそんな恐怖感があるからでしょう。

音楽やスポーツのイベント、遊園地、水族館、集会や式典など軒並み中止になっています。

甲子園の高校野球まで中止というのは、ちょっとやりすぎではないかと思うのですが、

この行動自粛の流れはすぐには止みそうもありません。

この流れに逆らってイベントを実行するのは、よほど勇気のいることでしょう。

ある識者は、これはもうウィルスとの戦争だと言っています。

戦争だから、耐えがたきを耐え、忍び難きをしのぶのは当然だと言うのです。

しかし、私は戦争にたとえるのには違和感を感じます。

それこそ平和ボケしているのではないでしょうか。

私は戦争を体験していないので大きなことは言えませんが、

戦争の悲惨さ、残虐さ、理不尽さはウィルスの比ではありません。

今回の新型ウィルスによる感染症の死亡率は高齢者に偏っていますが、

戦争では子供や若者に多くの犠牲者が出ます。

また片脚を失ったり、目がつぶれたりする人が多く出るのです。

あまりに恐怖心をあおるような言動は差し控えるべきではないでしょうか。

ライブハウスやスポーツ、ダンス、カラオケ等の遊びは控えなければいけないのでしょうか。

遊びや息抜きはストレス解消や精神衛生、健康にとってとても大切な要素なのです。