昨今のコロナウィルスとの闘いは、なかなか収束の兆しが見えません。

マスク着用や不要不急の外出自粛、宴会や飲み会などの中止要請などが出ていますが、

これらはウィルスなど病原体を体内に侵入させない対策です。

でもこれらを徹底すれば、経済を低迷させる原因ともなるわけです。

経済を活性化し、しかも感染症を増やさない対策はないものでしょうか。

実はそれがあるのです。ただし即効性はありませんが・・・

それは私たちの免疫機能を向上させることです。

免疫は病原体を侵入させない対策ではなく、体内に入ってきた病原体と闘う対策なのです。

1年で何回も風邪をひく人がいる一方で、ここ何十年も風邪をひいたことがないという人もいます。

この違いは、その人の免疫機能の違いでもあるのです。

さて、免疫には自然免疫と獲得免疫があります。

自然免疫は人体にもともと備わっている機能で、自己と非自己を分け、

病原体などの非自己を攻撃するシステムのことです。

いわば広く浅く、病原菌から体を守るわけですが、すべて完全に対処できるわけではありません。

獲得免疫は一度かかった病気の原因体を覚えていて、再び同じものが侵入した時に対処する機能です。

ワクチンは病原体を弱毒化したもので、発症することなしに、獲得免疫を得ようとするわけです。

ただしアレルギーは免疫の過剰反応ですので、アレルギー体質の人はワクチン接種は慎重にした方がいいでしょう。