人体の各臓器や器官には下記のような男女の違いがあります。

＜胃＞ーーー飲食物が胃を通過する時間は男性が女性より3分の1ほど速いし、

また男性は女性よりも胃酸を多く分泌します。

この理由は進化学から説明できると思われます。

大昔から男性は狩りをしていたため、猛獣はじめ多くの敵と闘わなければなりませんでした。

胃の消化時間が長いと、それだけ血流が胃に滞留するため、

逃げるか闘うか、といういざという時の対応に支障が出るためと考えられます。

＜肺＞ーーー男女の体の大きさの違いを考慮しても、女性の肺は男性に比べて小さめにできています。

また血中のヘモグロビンの量も少ないので、酸素の取り込み量も少ないのです。

これは激しく継続的な運動には女性は適していないことを意味します。

短距離走やマラソンなどの長距離走でも、男性の方が優っている理由の一つはここにあるでしょう。

これも進化的に言うならば、狩りという肉体労働を男性は強いられていたから、ということなのでしょう。

＜心臓＞ーーー女性は男性より不整脈が発生しやすいと言われています。

特に月経の直前や初期に動悸がひどくなることが多く、ホルモンの変動が関係していると思われます。