「病は気から」という言葉はいつごろからあるのか分かりませんが、

近年よりもっと前から言われていたのではないでしょうか。

ということは、気（心）が原因の病気は昔からあったことになります。

しかし、現代はストレス社会と言われるように、

心の状態が原因の病気は大変多くなっているように感じます。

ストレスが重なると生命エネルギーである気が枯れた状態となり、

それが病を呼び込むのではないでしょうか。

心理的な因子が発症に大きく関与する病気を心身症と言います。

その代表的なものは、胃や十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、円形脱毛症の他、

虚血性心疾患、皮膚炎などがあり、その多くの原因がストレスと言われています。

また、体の不調（不定愁訴）を訴えても、身体的な検査で何の異常も見つからないケースを心気症とか身体表現性障害と呼びます。

これらもみな心と体がつながっている証拠でしょう。