人の老化と死の宿命(続)ーーー哲学的考察
2022/07/21
私たちの人生は時系列で言うと、誕生→乳幼児→子供時代→青春時代→中年期→老年期→死というふうに進んでいきます。
人体の構造(骨や筋肉)や機能面を考えれば、青春時代を頂点と考えてよいでしょう。
それを境に老化が始まり、死へ向かっていくわけです。
このプロセスは前回紹介した活性酸素によるものと説明できますが、
他にも遺伝子プログラム説とかテロメア説などがあるわけです。
これらは皆、医学的(科学的)な解説ですが、
人間に老化や死が宿命づけられていることを哲学的にも説明できるのです。
中国には古くから陰陽という哲学的な概念があります。
明るいものや軽いもの、上昇や前進するものが陽であり、
反対に暗い、重い、下降、後退するものを陰と呼んでいます。
陰と陽は反対の概念ですが、同時にお互いが依存してもいるのです。
依存とは、陰が存在するためには陽が必要であり、逆に陽のためには陰が必要である、という意味です。
このことはあらゆるものに当てはまるのです。
暗があるから明があり、後退することがあるから前進という概念が生まれます。
病気をするから健康のありがたみが分かるし、苦悩の経験があるから喜びの感動を味わうことができるのです。
同様に、衰え(老化)があるから成長のハツラツさも感じるし、
死があるから生を実感できるのではないでしょうか。
老化や死が人生で宿命づけられている意味は、それが私たちにとって必要だからでしょう。
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