外気は自然の気に意識エネルギーが乗ったもの

　気とひとことで言っても、自然に存在する気のエネルギーと外気功で発する気とは少し違います。

この地球上には大変多くの生命体が存在しています。

私たち動物の他、植物や微生物まで含めたら、ちょっと考えられないくらい膨大な数になるでしょう。

私は、この広い宇宙には地球以外にも生命が存在する星はあると思いますが、

それほど多くはないでしょう。

地球はとても希少な星で、生命が存在するための適度な温度の他、

大気や水があるため、生命を育む条件がそろっているのです。

逆に言えば、生命を育むためのエネルギーに満ちているということです。

このエネルギーが自然の気と呼ばれるものです。

それでは、私たちが「手当て」や「手かざし」と呼ぶ外気は、自然の気とどう違うのでしょう。

私は、外気は自然の気に意識エネルギーが乗ったものと理解しています。

気功とは、自然の気を活用する技術のことです。

活用するためには三つのコツが必要で、それが調体、調息、調心です。

調体は体の動きや姿勢のことで、調息は呼吸です。

そして調心がイメージや意念といった心の状態、つまり意識を意味します。

外気を発する時には、自然の気に加え、この意識エネルギーを使うわけです。

だから外気功をやる場合は、相手の病気治癒や健康増進といった意識（願い）を持たなければなりません。

なによりも施術者の心構えが大切なのです。