遺伝か環境かーーー人の特性を決める要因
2023/01/24
人は皆違います。性格や体質、体格、能力などが皆違うからです。
これらの違いにより、人々の健康や生活、人間関係まで含めて色々な影響を受けるわけです。
さて、これらの違いの元になるもの、その最大の要因は何でしょうか。
昔から言われている言葉がありますーーー「生まれ」か「育ち」か、です。
生まれは別の言葉では遺伝、育ちは生活環境と言ってもいいでしょう。
この問題はとても多岐にわたってしまうので、ここでは健康という問題に絞って、
病気の要因について考えてみましょう。
一言で病気と言っても、体だけでなく、心に関するものもあるので、とても厄介なのです。
いわゆる強迫神経症とかうつ病、統合失調症などで、脳に大きく関与する病気ですが、
脳自体がまだ十分に解明されていないからです。
これらの病気の原因について、脳を研究している脳科学者や神経学者は遺伝の影響を大きく見るようです。
逆に社会学者や教育学者は育ち(生活環境)の影響を大きく見る傾向があります。
そうなるのはとてもよく理解できます。
脳科学者は脳について、社会学者や教育学者は家庭環境や教育環境に常にスポットを当て、研究しているからです。
さて、病気はもちろんこれらの精神疾患だけではありませんが、
いろいろな病気に遺伝の影響があるのは分かっています。
病気の中には、病気そのものが遺伝する場合があります。
血友病やハンチントン舞踏病です。
しかし遺伝が関与すると言っても、多くはその病気になりやすい体質が遺伝するのです。
一方、生活習慣病という言葉があるように、
高血圧や動脈硬化、糖尿病などは日々の生活習慣(環境)が大きく関与すると言われています。
確かにそうですが、これらの生活習慣病も、当然その病気になりやすい体質が影響するのです。
つまり、病気は遺伝と環境の両方の影響を受けるわけで、
その病気になりやすい体質の上に、日々の食事、運動、睡眠、アルコール、タバコ、疲労、ストレス等の
生活習慣の悪い影響が出ることで発症するのではないでしょうか。
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