気功サロン推薦図書(5)
2023/02/14
気功サロン推薦図書(5)
「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン著
今あなたは山手線などの電車に乗ったとします。座る席は7人掛けですが、たぶん6~7人がスマホをいじっているのを目にするでしょう。1車両100人が乗っているとすれば、たぶん95人はスマホを手にしているのではないでしょうか。
わずか30年前の人がタイムスリップして現代によみがえり、この光景を目にしたら、とても驚き、何を見ているのかと訝ることでしょう。
スマホはとても便利なゆえに、現代人の心に深く浸み込み、依存状態になってしまったようです。
著者の調査では、人は平均で1日3時間スマホを見ているようです。これは平均ですから、多い人は1日6~7時間もスマホをいじっていることでしょう。こうなるともう完全に依存状態で、これが私たちの健康また精神状態にどう悪影響を及ぼしているか、それを問うたのが本書です。
たとえば、スマホ依存症の人は慢性的な睡眠不足に陥っています。脳の松果体では夜になるとメラトニンという睡眠導入物質を盛んに作るのですが、スマホのブルーライトはその作業を阻害するのです。
また著者は私たちの精神状態(孤独感や幸福感)といったものに、スマホがどう影響するかも調べています。それについて本書の文章をそのまま載せますとーーー
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私たちは人と会うと、それがインターネット上にしても現実にしても、気持ちに影響が出る。5000人以上を対象にした実験では、身体の健康状態から人生の質、精神状態、時間の使い方まで様々な質問に答えてもらった。
それにはフェイスブックをどれくらい使うかという質問も含まれていた。
その結果、本当の人間関係に時間を使うほど、つまり「現実に」人と会う人ほど幸福感が増していた。一方で、フェイスブックに時間を使うほど幸福感が減っていた。
「私たちはSNSによって、自分は社交的だ、意義深い社交をしていると思いがちだ。しかしそれは現実の社交の代わりにはならない」ーーー研究者たちはそう結論づけている。
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便利なものには落とし穴があるのです。便利であればあるほど、落とし穴は大きくなります。
何でもそうですが、依存すれば自分の主体性を奪うのです。何事もほどほどに、バランスの大切さを教えてくれる1冊です。
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