なぜ男性は女性より短命なのか?
2023/05/30
日本の平均寿命は厚生労働省の2021年の統計によりますと、男性が81.47歳、女性が87.57歳となっています。女性の方が6歳ちょっと長生きなのですね。
これは日本だけでなく、全世界に共通の傾向なのです。
生まれてくる子供は、女性より男性の方が少し多いのですが、50歳頃には男女比は同じになり、80歳を超える頃には女性2に対して男性1の割合になってしまいます。100歳となれば、この差はもっと広がり、女性が90%近くになってしまうのです。
さて、それでは男性は女性よりなぜ短命なのでしょうか?
ティム・スペクター著の「99%は遺伝でわかる」によりますと、男性の方が危険な行動をすることが多く、事故死や殺人などの数が女性の3倍も多くなるそうです。他には、心筋梗塞などの心臓病で突然亡くなるケースは女性の5倍も多いということです。
ただし、根本的な違いは遺伝子に隠されているはずです。男性ホルモンのテストステロンは体を大きくします。人間の場合は、男性は女性より約7%大きいのですが、この差が死亡率の差とほぼ同じなのです。
テストステロンは筋肉を増強しますが、逆に免疫力を低下させてしまうのです。だから感染症や寄生虫の病気にも罹りやすくなってしまうのです。そういえば昨今の新型コロナウィルスによる感染症でも、男性の方が亡くなる率が多かったように思います。
さて、私は気功を生業としていますが、寿命の男女差を気の観点から考えてみました。
陰陽論によりますと、男性が陽、女性が陰になります。男性ホルモンのテストステロンは相手に対し攻撃的かつ暴力的になります。つまり男性の陽の気は、外に出ていく気と考えていいでしょう。一方、女性は子供をお腹に宿す性です。つまり女性の陰の気は、自分に向かい、自分を守る気なのです。だから女性は免疫力が高くなり、外部からの病原菌の攻撃にも強く、結果として寿命を伸ばすのではないでしょうか。
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