気功サロン推薦図書(63)
2023/06/14
気功サロン推薦図書(63)
「光の世界へ」 メルヴィン・モース、ポール・ペリー共著
医学博士で小児科医のメルヴィン・モースはその仕事柄、多くの人の臨死体験に立ち会う機会がありました。そして本書は、そんな何百人もの方々の体験談を元にして書かれたものです。
気功サロンのこのコーナーの前回(気功サロン推薦図書の62)では、ジャーナリストの故・立花隆の「臨死体験」を取り上げましたが、本書も立花氏が監修をしています。
前回も書きましたが、立花氏は臨死体験者は大きく二つに分けられると述べています。現実体験説と脳内現象説です。現実体験説をとる人は、自分の臨死体験は現実に起こったことで、肉体は死んでも魂や意識は残り、あの世(死後の世界)へ行く、というものです。一方、脳内現象説をとる人は、臨死体験は混乱した脳が作り出した幻想でしかない、と考えます。したがって肉体が死ねば何も残らない、あの世などというものはない、と考えるわけです。どちらが正しいのでしょうか?
さて、科学技術がこれほどまでに発達した現代においても、この問題は未解決なままなのです。なぜか? それは科学的な検証が難しいからです。いくら臨死体験者がその体験談を語っても、それはあくまでも主観なわけで、客観性をもって分析できる事例がないと、なかなか科学的には認められないわけです。
たしかにそれはそうでしょう。でも客観的に分析できる事例(体験談)があったらどうでしょうか。それを先入観にとらわれず、冷静に客観的に見つめる目が大切ではないでしょうか。それが科学の目だと私は思うのです。
本書に書かれているケイティという少女の事例はまさにそんな体験談です。ケイティはプールでうつぶせで浮いているところを発見され、意識を失った状態で集中治療室に運ばれました。人工呼吸器をはずせば、すぐに死んでしまう重篤な状態から奇跡的に彼女は生き返ったのでした。そして、意識のない状態で見た臨死体験をモース医師に語ったのです。
意識のない状態の彼女を診察していた医師たちとその様子、自分の家へ飛んで行き、上から弟や妹の部屋、その時の彼らの行動、また台所での母親の様子や料理している献立の内容まで、事細かに話し始めたのです。
後日その内容を両親に伝えたところ、彼らはとてもショックを受けたのです。その時に着ていた服、いた場所、料理の献立の中身、その他細部にわたってケイティが話したことと一致していたからです。
これが客観的な検証というものです。ただこれだけでは「たまたま」、偶然が一致しただけとも考えられます。だから客観的に検証できる多くの事例が必要なのです。
ケイティの体験談はそんな事例の一つで、まだまだたくさんの事例が本書には書かれています。
死後の世界はあるのかないのか。それにより人生観は大きく違ってくるはずです。本書が皆様方にとって、それを考える一助になってくれることを望んでいます。
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