脳の情報伝達システム
2023/06/15
私たちの大脳皮質には約140億個、脳全体では1000億個もの神経細胞があります。
これらの細胞は人体を構成する他の細胞(心筋細胞は除く)とは違って、分裂して増殖することはありません。ただし、一つの神経細胞が数十から数万個のシナプスを出していて、他の神経細胞のシナプスを通じて情報のやりとりをしているのです。
そしてこのシナプスは使われると発達し、使われないと消失するという性質があるのです。だから脳は使わないと退化してしまうのですね。
さて、シナプスどおしの情報伝達のやり方ですが、実はシナプスどおしはつながっていないのです。わずかなスキマがあるのです。そのスキマに神経伝達物質と言われる化学物質が介在し、情報の伝達に一役買っているわけです。
神経伝達物質は約50種類もあると言われていて、これらの化学物質のバランスが崩れると、いろいろな精神疾患や病気の原因にもなるのです。
たとえばノルアドレナリンは睡眠や覚醒と大きく関わっています。ドーパミンは快楽物質とも言われ、情動の快楽への欲求が強いのですが、多すぎると統合失調症と、少なすぎるとパーキンソン病との関係が指摘されています。
セロトニンは幸福感をもたらし、意欲を高める作用がありますが、少なくなるとうつ病の原因になるわけです。またGABAという神経伝達物質が少なすぎると、意思と関係なく手足が動いてしまうハンチントン舞踏病の原因になります。その他、アセチルコリンの不足は認知症のリスクを高めると言われています。
これらの神経伝達物質のバランスを保つには、十分な睡眠と運動、またバランス良い食事が大切です。またストレスも大敵ですね。健康を維持するには普段からの生活が大事なのです。気功は血流を良くしますので、健康になるための大きな要素だと私は思っています。
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