抗生物質の使い過ぎは問題
2023/08/20
前回のこのコーナーで「健康的な食品もほどほどがベスト」という文章を書きましたが、それは抗生物質の摂取に関しても当てはまるようです。
私たち人間や他の高等動物は少ないのですが、ウイルスとか細菌などの微生物では自身の遺伝子が変異することがよくあるのです。昨今の新型コロナウイルスに関しても、遺伝子の変異が何回か起こり、それまでのワクチンの効きが悪くなる、ということがありましたね。これはとてもやっかいな問題なのです。
細菌を殺す抗生物質という薬があります。ペニシリンが有名ですが、この薬は最初、色々な病原菌を殺すのに非常に有効でした。ところがそのうちに細菌が遺伝子変異を起こして、ペニシリンがあまり効かないものが出てきたのです。いわゆる薬剤耐性菌ですね。そこで人類は今度は、ペニシリンが効かなくなった耐性菌にも効くメチシリンという物質を作り出したのです。
ところがこれも年が経つにつれてだんだん効かなくなって、今度はセファロスポリンという抗生物質が作られたのです。しかし、その後これに対する耐性菌が出てきて、まあイタチゴッコの状態になっているわけです。
さて、ここで大事なことは抗生物質の使い方なのです。病気になって医者から抗生物質をもらったら、医者の指示どおりにしなければなりません。基本的には1週間で飲みきらなければならないのです。だから人からもらったり、高熱が出た時に、保管していた抗生物質を自分の判断で飲んだりすることは危険なのです。抗生物質を身体に入れ過ぎると、それに対する耐性菌ができやすくなってしまうからです。
あまり薬に頼るというのも問題ですね。私は気功を生業としていますが、気功の目的の一つは、自身の免疫力や治癒力を高めることにあります。自分の治癒力で病気を治すーーー即効性はないかも知れませんが、これが副作用もなく、もっとも安全で健康的な方法ではないでしょうか。
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