冷やすか温めるかーーー応急処置の原則
2023/09/11
何らかの痛みなどの症状が出た時、応急処置を施すことがあります。この時、患部を冷やすのか温めるのかーーーこの処置の違いによって、予後を大きく左右することがあるのです。間違った処置をすれば、良くなるどころか悪化させかねません。
私たちはスポーツなどの運動中に怪我をすることがあります。たとえば、筋線維が切れたり、筋膜の一部が破れたりする肉離れ、関節の可動域以上の力が加わることで、関節を守っている靭帯が傷つく捻挫、指先の腱を損傷する突き指などです。このような怪我の時、応急処置として患部を冷やすのか温めるのか、どちらが良いのでしょうか?
怪我をした時の患部は、腫れて熱を持っていることが多いのですが、これは患部に内出血が起こっているからです。内出血しているのに温めたら、よけいに出血がひどくなります。だからこのような場合は患部を冷やさなくてはなりません。そして安静にして患部をあまり動かさないようにしましょう。
つまり外傷などの突発的な炎症の時は、患部を冷やすことが原則となります。逆に肩こりや腰痛などの慢性的な筋肉障害、また年齢とともに軟骨がする減ってしまう膝関節症、リュウマチによる関節炎、五十肩などの場合は患部を温めましょう。温めることで血流が良くなり、自己修復力が増えるからです。
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