呼吸は筋肉運動だ
2023/10/26
気功においては呼吸がとても大事です。気をコントロールする場合の呼吸は調息と呼び、気を身体に取り入れたり、逆に出したりする時に、呼吸は大変重要な働きをするのです。
さて、呼吸は自分の意思ですることも、無意識ですることもできます。無意識の時は自律神経に支配されていて、脳の延髄にある呼吸中枢から出される指令に従っているわけです。
また、息を吸えば肺に空気が入って膨らみ、息を出せば肺が多少しぼみますが、これは肺自体の動きによるのではありません。実は、呼吸というのは筋肉運動なのです。肋骨についている肋間筋が縮んで肋骨を上に引き上げ、胸郭が広がると自然に空気が肺に入ってきます(胸式呼吸)。
また胸とお腹の間にある横隔膜という筋肉が下方に下がって胸郭を広げると、肺が拡張して空気が混入し、逆に上方に押し上げると胸郭が狭くなって空気が出ていくのです(腹式呼吸)。
だから宇宙物理学者のホーキング博士が患った筋萎縮性側索硬化症という難病は、全身の筋肉が弱ってくる病気ですが、最初は足腰が弱り車いすになってしまいますが、最後は呼吸筋が動かせなくなり、人工呼吸器をつけることになってしまうわけです。
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