がんができない臓器
2023/11/12
がんは現在の日本の死因第1位で、2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで死ぬと言われています。昔は胃がんが1位でしたが、現在は肺がんや大腸がん、乳がんなどが上位を占めています。
がんは上記のような臓器だけでなく、骨や筋肉、血液、皮膚など、ほとんどの部分で発生しますが、がんができない部分もあるのです。それが心臓と脳の神経細胞です。たしかに心臓がんというのは聞いたことがありませんね。
がんの発生過程を考えれば、この理由は明らかです。私たちの身体はすべて細胞でできていますが、古くなった細胞は死に、新しく細胞ができることで、その機能を保持できているのです。
ところが新しく細胞ができる時、たまにコピーミスが起きることがあり、その機能にそぐわない細胞ができてしまうことがあるのです。これががん細胞です。人体の秩序に従わずに増殖し、全体のシステムを乱してしまうのです。
つまり、細胞が新しく生まれることが、がん発生のリスクを抱えることになるのですが、心臓の筋肉(心筋)と脳の神経細胞は新たに細胞が生まれることはないのです。だからがんはできないのですね。
でも脳腫瘍と言って、脳もがんになるのではと疑問を持つ方もいると思いますが、これは神経細胞ではなく、脳内のグリア細胞に対してなのです。
グリア細胞は神経細胞のサポート役として働き、脳内の代謝を調整したり、神経細胞を保護する役割も持っているのです。
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