証で見る舌
2024/04/13
西洋医学と中国医学の大きな違いの一つは、その診断の仕方にあります。西洋医学では患者の体調不良の原因を探ることが大事で、血液検査をはじめとしてレントゲン、超音波、CTなどいろいろな検査をするわけです。
検査して体調不良の原因が分かれば、治療法を確定することができるわけです。しかし原因が分からないと治療法も決まらず、困ってしまうのです。
その点、中国医学では証を見て判断します。証とは病気が外に現れた証で、顔色や皮膚の状態、声の調子、脈の打ち方、爪や白目の状態、身体の姿勢や歩き方などを見て、どこに問題があるかを推定し、治療につなげていくわけです。
さて、この証の中に舌を診察することがあります。舌は健康のバロメーターとも言われていて、いろいろな病気の兆候が舌に現れるのです。
健康な舌はピンク色で湿っていますが、何か病気があると赤くはれたり、白く濁ったりするわけです。舌の表面に剥がれ落ちた細胞や食物のカス、口腔内の細菌などが付着して白っぽく見えるものを舌苔と言います。舌苔が厚くなった時は心臓や肝臓、腎臓などの病気の他、糖尿病や胃腸障害が疑われます。また舌の縁に痛みを伴うしこりができた時は、舌がんの可能性もあるので注意しましょう。
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