気合いとは何か

　よく柔道やレスリング、相撲なあどの試合の前に「えい！」とか「よっしゃ！」とか声に出したり、顔や身体をたたいたりすることがあります。これを「気合い」を入れると表現します。気合いが入ると、なにか身体が充実し、力がみなぎってくることが分かります。

　このメカニズムはどういうことなのでしょうか？

　それは心と身体がリンクしているからです。心の状態がそのまま身体に影響を及ぼします。「病は氣から」と言いますが、これは精神神経免疫学などの研究で科学的に証明されていることです。氣（心の状態）が、たとえばストレスが病気を引き起こすことが分かっています。

　これらは心（氣）と身体の負の関係ですが、正の関係にも当然当てはまることです。気合いを入れてやる気が増せば、当然身体にも力がみなぎってくるわけです。