細菌とウイルスはどう違うのか
2024/08/23
細菌とウイルスは両方とも感染症の原因となりますので、同じようなものと認識されがちです。しかしこの二つは全く違うもの、と考えてもいいのではないでしょうか。
まず、大きさがだいぶ違います。ウイルスは細菌の約100分の1と小さいのです。またウイルスは純粋な生き物と言えるのかどうかーーーここに疑問を持つ研究者もいます。ここが細菌とウイルスの最大の違いかも知れません。
生物とは何でしょうか? その特徴は自己を複製する能力、言い換えれば子孫を残す力を持っているということです。細菌をシャーレに入れて栄養分を与えてやれば、一つが二つ、そして四つと細胞分裂して自己を増やしていきます。
しかしウイルスはそれができないのです。ウイルスは単なる化学物質のようなもので、そこに存在しているだけでは増殖することはできないのです。だからウイルスは生物と無生物の間という表現をする科学者もいるのです。
それではどうやってウイルスは増殖できるのでしょうか。実はウイルスは、他の生物の細胞に入り込み、その複製システムを利用して自身を増やしていくのです。そして細胞内で増えたウイルスはその細胞を破壊し、外に飛び出して、次々と別の細胞に感染していくのです。
またウイルスは細菌にも感染し、その生存を脅かす存在にもなるのです。また、抗菌薬である抗生物質は細菌に対しては有効だが、ウイルスには効果がないと言われています。
このように考えてみますと、生物かどうかわからないようなウイルスが、私たちにとってはとてもやっかいな存在と言えるでしょう。
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