なぜ氣がでるのは手からなのか
2024/10/16
「手当て」とか「手かざし」という言葉があるように、氣は手から出るイメージがあります。中国医学では、身体にたくさんある経穴(ツボ)は氣の出入り口なので、身体のどこからでも氣を出すことができると解釈できます。しかし氣を出すのにピッタリくる部分は、やはり手なんですね。それはなぜでしょうか。
アメリカにはタッチセラピーという言葉がありますが、これは「手当て」と同じで、手から氣を出すことを意味しています。
氣を出す最も適した部分は手であるという現象を説明するためには、もっと西洋医学的な見地も必要だと私は思っています。手の平は多くの感覚細胞が集まっているところです。手の平を何かで軽くなぞってみれば、他の身体の部分を触ったよりも感覚が鋭敏になっていることに気づくはずです。だから人との交流の場面で握手をしますが、敏感な手の平をお互いが重ねることで氣の交流を促し、親密感を得ることができるわけです。
同様のことは唇を重ねるキスでも言えるでしょう。唇の表皮はとても薄いので、その奥の毛細血管が見えることで唇は赤く見えるのですが、触覚や温覚、痛覚などの感覚が感じやすくなっているのです。
だからお互いが愛情を抱いている時、感覚的に感情を共有したくてキスをするのでしょう。握手もキスも世界共通の身体言語なのです。
これらの観点から、手は氣を出すのに最も適した身体の部分と言えるのでしょう。
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