長期記憶と短期記憶
2024/10/31
記憶には長期記憶と短期記憶があります。長期記憶とは長い間にわたり覚えている記憶で、短期記憶とは1日や数日の記憶のことを言います。
さて、認知症になると記憶があいまいになりますが、これは主に短期記憶のことです。たとえば、「今朝何を食べましたか?」という質問に答えられなくなるだけでなく、もっとひどくなると、朝食を食べたかどうかも分からなくなるわけです。
しかし認知症になっても、昔の記憶(長期記憶)はあるのです。昔流行った歌とか感情を揺さぶられるような特別な記憶です。このメカニズムはどうなっているのでしょうか。
記憶というのは、いったん脳の海馬というところに収められます。海馬には神経細胞が1億個ほどしかないうえ、次から次へと新しい記憶が入ってくるため、古い記憶でどうでもよいものは次々忘れていくのです。
実際、認知症でない普通の人でも、3日前の夕飯に何を食べたかなど、どうでもいいものは思いだせないですよね。
しかし、重要な記憶は長期記憶として覚えていられるのはどうしてでしょうか。それは、そのような記憶は海馬から大脳皮質に移動して保存されると考えられています。大脳皮質には海馬とは比べられないほどたくさんの神経細胞(約140億個)があるのです。だから長期記憶として蓄えられるのですね。
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