ホメオスタシスは生命維持の基本
2024/12/05
ホメオスタシスは恒常性と言い、ある一定の状態を維持する機能です。たとえば体温は人間の場合、36度前後ですが、外の気温が高かろうと低かろうと、体温は一定に保たれています。
暑い時は汗をかいて熱を放散し、体温が上がらないようにします。逆に寒い時は鳥肌が立って熱の放散を防ぎ、またふるえる(筋肉を細かく動かす)ことで体熱を生み出しているのです。
ホメオスタシスにはこの体温保持のほかいろいろあるのですが、重要なものに体液の量と成分の一定化があります。体内の塩分(ナトリウム)濃度はとても重要で、0.9%の濃度に保たれています。これより高すぎても低すぎても健康に支障が出てしまうのです。
体内に多少の塩分があるということは、太古の昔、この地球に最初の生物が誕生したのは海の中という説を裏付けているのかも知れません。
さて、この体液のホメオスタシスを行なっているのが腎臓です。腎臓は身体の中の老廃物をおしっことして出す役割のほか、体液の量と成分を一定化させるという重要な役割を担っています。
塩分(ナトリウム)が増えると、それを薄めるために体液量(血液量)が増えます。すると増えた血液を全身にめぐらせるために心臓に負担がかかります。その結果、血圧が高くなります。高血圧の人は塩分を控えるように言われるのはこのためです。
体内のナトリウム量を下げるのは、塩分を控えるという対策だけでしょうか。実は、ナトリウムとカリウムは拮抗関係にあるのです。だから高血圧の人はカリウムの多い食品をとることが有効です。
カリウムの多い食品としては、バナナやイチゴ、オレンジ、アボカド、さつまいもなどのイモ類、ホウレンソウなどがあります。
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