邪気についての二つの対策

　邪気とは、健康を害したり、気分を悪くするような気のことです。病院を訪れたりしただけで気分が悪くなったり、身体に不調を訴える人がいます。また、マッサージや鍼灸などで不調な人に対して施術する場合も、相手の邪気を受けてしまう人がいます。

　この邪気は、受けやすい人と受けにくい人がいるのですが、受けやすい人にとってはとても厄介な存在です。邪気を受けやすい人にはその対策を講じなければなりませんが、邪気対策には大きく分けて二つあるのです。

　一つは邪気をシャットするやり方です。まあこれが一般的なのですが、結界を張ったり、肛門を閉めたり、何らかのグッズを身に着けたりして邪気の侵入を防ごうとするわけです。しかし、このやり方には弱点もあります。

　邪気を完全に防げない場合もあるし、なによりそれに神経を集中しなければならないので疲れるのです。

　その欠点を補うもう一つの邪気対策があります。それは、私たちの身体にあるツボを開くやり方です。ツボ（経穴）は氣の出入り口です。当然このツボが開いてくれば邪気も入ってきます。でもここは入り口でもあるし出口でもあるのですから、入った氣は自然と出て行ってしまうのです。

　このやり方なら疲れないですね。どうぞどうぞ邪気入ってきてください。私の身体では自然と抜けてしまうので、なんら身体や気分に悪影響が出ることはないわけです。

　身体中のツボが開いてくれば、気功的には理想の人間になれます。なぜなら私たちの生命の素である氣のエネルギーを活用しやすくなるからです。

　東京四谷の気功サロンでは気功師養成講座を開いていますが、その基礎講座においては、身体の正中線上にある重要なツボを開くための小周天気功法を教えています。