自発動はなぜ起こるか？

　自発動とは自分の意思とは関係なく、かってに身体が動いてしまうことです。気功の世界ではよく使われる言葉です。実際、全身外気功の施術中に身体がゆれてくる人はいます。揺れ方は人それぞれですが・・・。また、内気功の靜功（瞑想）中に自発動が起こる人もいます。

　それではなぜ自発動は起こるのでしょうか？　いくつか理由がありますが、まず生命の根本のエネルギーである氣が全身を駆け巡っている状態だということです。氣の巡りに合わせ、身体がかってに動くのです。また氣が巡ることで、身体のアンバランスを調整しているのかも知れません。

　他には、身体の悪い部分を氣が通ろうとして、その部分が動くこともあります。以前、右脚の坐骨神経痛を患っている方が全身外気功を受けたことがあるのですが、施術中ずっと右脚だけを動かしていました。これは気功による治療効果の一例だと思います。

　自発動はすべての人に起こるわけではありませんが、氣に対して敏感なタイプの人には起こりやすいようです。