脳は時々勘違いをする
2025/02/26
私たちの身体には、痛みなどを感じる感覚器が皮膚の他、いろいろな内臓にも広がっています。しかし内臓の中には、痛みの感覚のないものがあります。その代表的なものが心臓です。
だから心筋梗塞などで心臓が障害を受けた時、心臓そのものに痛みが発生するわけではありません。私たちが痛みとか痒みなどの感覚を司るのは脳です。脳にはいろいろな神経のつながりがありますので、心臓の障害が他の部分の痛みとして感じられることがあるのです。
心臓の場合、その障害の痛みとして感じられるので多いのは左肩の痛みです。単なる肩こりと感じてしまいますね。その他、みぞおちとか胃の痛みと感じることもあります。これでは胃が悪いのかと思ってしまいますね。これらの痛みも、脳の勘違いによるものなのです。
他に、脳の勘違いの例として「幻肢痛」があります。これは事故などで手や足を切断した場合、その後、なくなっている手や足が痛むことがあるのです。手や足がないにもかかわらず、その部分に痛みを感じるのです。面白いですね。手や足がないにもかかわらず、その感覚信号を脳が受け取って、その部分の痛みとして感じることがあるわけです。
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