気功とは、気という生命の素のエネルギーを上手に扱う方法（技術）を言います。

そのために調体（体の動きや姿勢）、調息（呼吸）、調心（イメージ）を使うわけです。

 

気功サロンの外気功講座では、この調心を授業の中で時々やっております。

この間、マスターコースで音楽を聴いてのイメージ訓練を行いました。

 

音楽は目に見えません。気も見えません。

だから気を高めるためのイメージ訓練として音楽を利用するのは理にかなったことなのです。

 

まず、月をイメージしていただくために、二つの有名なピアノ曲を聴きました。

ベートーベンのピアノソナタ「月光」第一楽章とドビュッシーの「月の光」です。

両方ともピアノ曲で「月」をイメージしていますが、曲調はだいぶ違います。

 

両方の曲を聴いて、月の形やその場所、季節や天候などをイメージしていただきました。

出席者から、それぞれ発表していただいたのですが、

人によって、イメージが似ている部分と違っている部分が出て、とても面白い結果でした。

やはり人それぞれなんだなあ、と皆感じたようで、それだけでも収穫があったようです。