東京四ツ谷の気功サロンでは、「気功師養成講座」を開いています。

そこには気功師になりたい人、「手当て・手かざし」の技術を身につけたい人などが訪れます。

この時の私の肩書は「外気功講師」です。

その一方で気功サロンでは、外気功の施術も行なっています。

そこには、何らかの病気を抱えている人、健康を維持したい人などが訪れます。

この時の肩書は「気功師」ということになるでしょうか。

 

さて、この二つの肩書は、本来別々のものだと私は思っています。

なぜなら、その資質や求められる能力が違うからです。

 

よくプロ野球やサッカーなどで、大活躍した一流のプレーヤーが引退し、

その後、そのチームの監督として就任することがあります。

でも、一流の選手が一流の監督になるわけではありません。

彼が監督になることでチームが低迷することもあるし、

逆に二流だった選手が監督として優勝に導いた、という話もよく耳にします。

これは考えれば当たり前のことです。

選手としての資質・能力と指導者としてのそれは違うからです。

 

気功サロンでの「教室」、「講座」において、私は講師として生徒さんに教える立場にあります。

優れた講師とは、生徒さんに分かりやすく、的確に教えられる人だと私は思っています。

いくらその人が優れた技術・能力を持っていたとしても、

教えるのがヘタだったり、肝心な部分を隠していたのでは優れた講師とは言えないでしょう。

 

理想の講師とは、「自分を越える人をたくさんつくれる講師」だと私は思っています。

そんな講師を目指して、私は「気功師養成講座」を開いています。