私は将来の医学は、現在の西洋医学がもっと進化した再生医療と、

人間を物質面だけでなく、霊的側面からも見ていこうとするホリスティック医学の二面で進むと思っています。

この結論は、人間を量子物理学から見た時の自然の成り行きなのです。

 

量子物理学というのは、原子や電子といったミクロの世界を研究する学問です。

その成果として分かったことは、ミクロの世界は私たちが日常見ているマクロの世界の常識が

全く通用しない世界だということです。

 

私たちの体は、原子（ミクロ）が集まって、色々なたんぱく質の組織体（マクロ）になっています。

この原子を構成している電子は、粒子であると同時に波でもあるというのです。

これはダブルスリットを使った実験で明らかになっています。

一つの電子がダブルスリット（二つの穴）を同時に通過するのです。これは、波と考えないと説明できません。

 

さらに不思議なことは、普段は波の状態で広がっていると思われる電子を観測（見ようと）すると、

粒子（ツブ）に変わってしまうのです。つまり波の状態の電子を見ることができないのです。

 

これらの事から言えるのは、この不思議なミクロの集合体である私たちの体は、

目に見える粒子（物質面）と、目に見えない波（霊的側面）の二つを内包しているということなのです。

この二面をそれぞれ追究したのが、再生医療とホリスティック医学になるのではないでしょうか。