世の中には、リフレクソロジーという足裏マッサージの専門店はたくさん見かけますが、

手を専門にしたハンドマッサージの店はあまり見かけません。

手というのは、マッサージをやる時、とても大切な部分だと私は思っているので、

これは非常に不思議な現象です。手の重要性がまだ知られていないのですね。

手がなぜ重要かというと、手を支配する脳の神経細胞の数が非常に多いからです。

つまり、手や指を頻繁に動かすと、脳の活性化につながり、認知症予防になるのです。

手をマッサージしても、その刺激は脳に伝えられ、脳を活性化すると考えられます。

また、手と手が触れた刺激は幸せホルモンを分泌するとも言われています。

人類共通で握手という習慣があるのも頷けますね。

私事ですが、もし私が死の床にあって、周りに愛する家族に囲まれていたとしたら、

私の最後の望みは、皆に私の手を握っていてほしいということです。

そうなれば死の不安も消え、安心して旅立てる気がするのです。