私はもう２５年以上気功を勉強し、

また現在は東京四ツ谷の気功サロンで、外気功の教室および施術の仕事をしています。

しかし、気功だけでは十分な施術はできないと考え、

今から１５年前に、東京新宿のＴ学院で整体を学びました。

 

Ｔ学院は色々な代替療法の療術を教える学校ですが、気功を教える科もありました。

しかしそこでは、気功は「専科」という位置づけでした。

専科とは大学院のようなもので、整体とかカイロプラクティックなどの科目を修了した者だけが、

特別に受講できるという位置づけでした。

 

でも、長年気功をやってきた私にとっては、この位置づけはおかしいと思ったのです。

なぜなら、気功の元である気の概念は、他の療法でもその基礎になるべきだと思っていたからです。

例えば、整体でもカイロでも施術をする時、施術者の手から気がよく出ていれば、

患者の病状改善にとても有効だと考えられるからです。

 

気功はあらゆる療法の基礎であり、最初に教えるべきだと私は思っています。

それは代替医療に限らず、西洋医療でも同じです。

よく、病院などで患者を見ないで、パソコンの画面ばかり見ている医者がいると聞きます。

その医者は、患者の発している気（病気、邪気）を見逃しているのです。

患者の歩き方、姿勢、態度、顔色、肌の色つや、目の様子、話し方などに病気や邪気という気が出ているのです。

医者はその気を的確に把握し、病気特定の判断材料にすることができるのです。

だから、気の概念はあらゆる療法の基礎であり、気功はすべての医療従事者が学ぶべきものと私は思っています。