陰と陽の臓器の意味
2017/01/31
中国医学では、あらゆるものを陰と陽に分けて考えますが、内臓もその例外ではありません。
内臓は五臓六腑などと言われますが、臓が陰で腑が陽に属すとされています。
臓は心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓で、
陽は胃、小腸、大腸、胆のう、膀胱です。
さて、陰陽の意味するところを言いますと、陰つまり臓は精気を中に貯蔵し、
陽つまり腑はそれを中に貯蔵せず、空間になっていると考えられているのです。
そういえば心臓を除いた陰の臓は、肺、肝臓、腎臓、脾臓みんな中が詰まっています。
心臓も中は空間ですが、心筋が厚いので、心臓自体は充実した感があります。
それに比べて腑はどうでしょう。小腸、大腸、胃、膀胱、胆のうなど、みな中は空間です。
このような観点から内臓を見ていくのも面白いと思います。
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