前回ご紹介した「折れない腕」と今回の「重くなる体」は、

気功師養成講座のマスターコースだけでなく、入門講座でも体験していただいています。

というのは、これから気功を勉強しようとしている方に、

まず、気の不思議を実感していただくことが、より興味を持てるのではと考えるからです。

 

重くなる体は、体重計で測って、実際に体が重くなるわけではありませんが、

人を持ち上げようとする時、その人の意識の持ち方で、体が重く感じられると言う事なのです。

 

まずＡがＢの両脇に両手を添えて持ち上げようとします。

この時Ｂは、自分の体重が頭のてっぺんに移動したとイメージします。

するとＡは簡単にＢを持ち上げることができます。

次にＢは、今度は自分の体重が全部、両足に下がってきたとイメージします。

すると今度は、ＡはＢを持ち上げることができなくなるのです。

Ｂの体重が重くなったと感じるからです。

どのようにイメージするかで、相手が受ける感覚は全く違ったものになるのです。

気をコントロールするのもイメージです。

イメージ力が強くなることで、気功を上達させることができるのです。