なぜ「火事場の馬鹿力」は出にくいのか?
2017/07/01
昔から「火事場の馬鹿力」と言われる現象があります。
常識では考えられないような力が、ある極限状況で出るという現象です。
あるピアノ講師が、近所で火事が発生した時、
大切なピアノを自宅から自分一人で外に出したが、
鎮火したので自宅に戻そうとしたが、ビクとも動かない、というような現象です。
自分の子供が自動車の下敷きになってしまった時、
それを見た母親が一人でその自動車を持ち上げた、というようなこともあるのです。
何かをじっくり考えるという状況ではなく、
とにかく一刻も争うような状況で、一心不乱に行動した結果、
常識では考えられないような力が出てしまうわけです。
ランニング・ハイというのも、これと似ていますね。
マラソンをしている人が、大変苦しい状況を乗り越えてしまうと、逆に体がハイになり、
全然疲れることなく、どんどん走れるようになってしまう現象です。
こんな素晴らしい力が私たちの体に備わっているのなら、
それを普段から出せればいいのにと思いますが、なかなかその力は出ないようです。
それはなぜでしょうか?
その答えは、私たちの生体を守るシステムが備わっているからだと私は思うのです。
火事場の馬鹿力は素晴らしいですが、でもそれは危険な力でもあるのです。
ランニング・ハイで、どこまでも早いスピードで走ったら、いつか心臓がパンクするでしょう。
重い自動車を無理に持ち上げたら、腰骨を折ってしまうかも知れません。
やはり、過ぎたるは及ばざるが如しで、ほどほどがいいのでしょうね。
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