よく色々な業界で、「適正価格を維持しましょう」などと言われることがあります。

何か安売り店に対抗して、今までの自分たちの業界価格を正当化しているように見えるのですが、

いったいこの適正価格とは何でしょうか？

価格（料金）はどのように決められるのでしょうか。

品質の良いものを作るには、良い材料を使い、手間暇かけて加工し、良いサービスで提供する。

だから、良い物は高い、安いものは悪いーーー「安かろう悪かろう」となるわけです。

もちろん実際には、価格の設定は需要と供給のバランスやライバル店の動向等も加味されますが、

実体のあるもの（見て触れるもの）については、このような条件で価格は決められるようです。

しかし、実体のないものについてはどうでしょうか？

例えば私が仕事にしている気功の価格はどのように決められるのか？

実体のないものには、材料も製造工程もありません。

それはイメージが優先する世界であり、主観に大きく左右されてしまうのです。

だから客観的に「安かろう悪かろう」とは言えないわけです。

気功教室などで、あまりにも高い所については、客観性を持って注視してほしいと思います。