厚生労働省の発表によりますと、日本人の平均寿命は延び続けています。

男性は約81才、女性は約87才で、これは世界で第2位の高さです。

ちなみに第1位は男女とも香港です。

 

これは一見喜ばしいことに見えますが、最も大事なのは平均寿命ではなく健康寿命ではないでしょうか。

現代の日本で平均寿命と健康寿命の差が10年も開いているというのは明らかに問題でしょう。

いつまでも元気で、人の世話なく健康に生きていける健康寿命を伸ばすことが大切なのです。

 

話は変わって、自殺の原因には色々あります。

パワハラやいじめなどの対人関係や経済問題などですが、中年から高齢にかけて多くなるのが健康問題です。

不健康で病気がちの人には、介護や経済の問題もついてきます。

心と体は一体と言いますが、自殺するほどの悩みには肉体的な問題も多く関与しているのです。

 

私がやっている気功をはじめとした東洋医学は健康寿命に大きな関わりを持っています。

西洋医学は病気の治療が得意ですが、東洋医学は病気の予防が得意だからです。

健康寿命を伸ばすには、病気になったらどうするかではなく、

病気にならないためにはどうするかに主眼を置いた東洋医学がこれから益々注目されることでしょう。